イタリア・トスカーナと言えば、日本ではフィレンツェやシエナ、ピサが有名ですが、近年ピエロ・デッラ・フランチェスカのフレスコ画「聖十字架伝説」のおかげで、世界中から観光客が訪れるようになった「アレッツォ」と言う小さな田舎町をご存知ですか?その歴史は紀元前のエトルリア時代まで遡り、中世には都市国家として栄え、フィレンツェ・シエナに次ぐルネサンス文化の中心地でもありました。
今なお中世の面影を色濃く残す街の歴史地区で毎月開催される「アレッツォ骨董市」は、特にヨーロッパでその名が知られ、フィレンツェのウフィッツィ美術館を設計した建築家であり画家でもあるジョルジョ・ヴァザーリや、イタリア三大詩人の一人フランチェスコ・ペトラルカ、音階ドレミファ・・・♪の発明者グイド・モナコを輩出した町としても有名です。日本では特に、ロベルト・ベニーニ監督の映画「ライフ・イズ・ビューティフル」の撮影舞台となった街として、近年一躍有名になりました。
さらにアレッツォは「UNO A ERRE(ウノアエレ)」に代表される金銀細工の伝統産業の町として、国際的にも高い評価を得ています。またアレッツォからはフィレンツェやシエナ、ペルージャ、コルトーナなど他の観光地にとても近く、交通アクセスが非常に便利です。トスカーナ特有の田園風景に囲まれたアレッツォ近郊のアグリツーリズモに滞在しながら、のんびりとしたバカンスを過ごしてみませんか?
「アレッツォ再発見」は、日本ではまだ知名度の低いトスカーナ州アレッツォ県の観光ガイド総合情報サイトです。まずは、アレッツォ県の中心地であるアレッツォ市の観光ガイド情報を掲載しました。今後は、アレッツォ市を取り囲む4つの谷、ヴァルディキアーナ・ヴァルティベリーナ・ヴァルダルノ・カゼンティーノの各地方の観光ガイド情報も順次掲載していきます。アレッツォはイタリア中部トスカーナ州フィレンツェの南東約80キロに位置する、中世の城壁に囲まれた美しい町です。
カゼンティーノはアレッツォ県の主要な4つの谷の1つで、県北部に位置します。アルノ川の源流が流れる標高1,654メートルのファルテローナ山と標高1,658メートルのファルコ山に囲まれ、カゼンティーノ森林国立公園があります。
アレッツォならではの魅力満点!おすすめのアグリツーリズモ。